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3歳猫の吐き戻し、早食いだけじゃない?グレインフリーで解決した私の体験談

30代後半の猫を愛する私にとって、愛猫の「ミミ」は大切な家族です。3歳になる雑種のミミは、いつも元気いっぱい。でも、一つだけ気がかりなことがありました。それは、食事の直後にフードと毛玉を一緒に吐き戻してしまうこと。獣医さんからは「早食いが原因でしょう」と言われ、早食い防止の食器を試したり、食事回数を増やしたりしましたが、一向に改善しない日々に、私は深い不安と焦りを感じていました。「このままじゃ、ミミの体が心配…私にできることは本当にこれだけなの?」心の奥底で、何かが違うと訴えかける声が聞こえていました。

ある日、私は偶然、長年の猫飼育経験を持つブリーダーの友人、美咲さんにその悩みを打ち明けました。美咲さんは私の話を聞くと、優しい口調でこう言いました。「早食いも原因の一つかもしれないけど、もしかしたらフードそのものがミミちゃんの体に合っていないのかもしれないわね。特に、猫は肉食動物だから、穀物の消化が苦手な子もいるのよ。それから、吐き戻しに毛玉が混じるなら、毛玉ケアも一緒に考える必要があるわね。」

美咲さんの言葉は、私の心を強く揺さぶりました。獣医さんのアドバイスにばかり囚われ、フードそのものを見直すという発想が、私にはすっかり抜け落ちていたのです。「グレインフリーで、毛玉ケアもできるフード…そんなものがあるの?」私の目に希望の光が差し込みました。

美咲さんは、猫の消化器系の特徴や、グレインフリーフードを選ぶ際のポイント、そして毛玉ケアに効果的な食物繊維の種類について、丁寧に教えてくれました。「大切なのは、原材料をしっかり見て、良質な動物性タンパク質が主成分になっていること。そして、食物繊維もただ多ければ良いわけじゃなくて、水溶性と不溶性のバランスが大事なのよ。うちの子も、フードを変えてから劇的に体調が良くなったわ。」

私は美咲さんのアドバイスを胸に、さっそく行動に移しました。近所のペットショップで、美咲さんが教えてくれたポイントを参考に、いくつかのグレインフリーで毛玉ケアができるキャットフードをピックアップ。成分表示を隅々までチェックし、最終的に、チキンとサーモンを主原料とし、植物由来の適切な食物繊維が配合されたフードを選びました。

新しいフードへの切り替えは、慎重に行いました。最初はこれまでのフードに少量ずつ混ぜて、徐々に新しいフードの割合を増やしていきました。すると、驚くべき変化が訪れたのです。数週間後には、ミミの吐き戻しの頻度が明らかに減り、以前のような苦しそうな様子を見せることも少なくなりました。そして、毛玉も便と一緒にスムーズに排出されるようになったのです。

「ああ、本当に良かった…!」私は心から安堵しました。ミミが食事を終えた後、満足そうに毛づくろいをする姿を見るたびに、胸がいっぱいになります。あの頃の不安や焦燥感は、もうどこにもありません。愛猫の健康を守るために、私ができることがこんなにもあったのだと、改めて実感しました。

もし、あなたも愛猫の吐き戻しに悩んでいるなら、早食い対策だけでなく、フードそのものを見直すことを強くお勧めします。特に、グレインフリーで毛玉ケアもできるフードは、ミミのように穀物の消化が苦手な猫や、毛玉に悩む猫にとって、まさに救世主となるかもしれません。愛猫の健やかな毎日が、何よりも私たち飼い主にとっての喜びですから。

この記事を書いた人

山本 紗希 | 30代後半 | 猫の健康と幸せを追求するWebライター。愛猫の吐き戻しに悩んだ経験から、ペットの食と健康に関する情報を深掘りし、同じ悩みを持つ飼い主さんの役に立ちたいと活動中。