あの時の感覚、今でも思い出すと胃が痛い
実家の母から電話がかかってきたのは、帰省2日目の夜8時でした。
「ねえ、ソラちゃん、まだ何も食べてないんだけど…大丈夫?」
胃の奥がすーっと冷たくなって。
「あ、これやばいやつだ」って、頭が真っ白になりました。
帰省前、私は完璧に準備したつもりだったんです。
ソラ(うちの猫)が普段食べてる高級グレインフリーフード、いつも使ってるお気に入りの食器、それから「念のため」と思って買った高級ウェットフード。
「環境が変わっても、いつものご飯があれば大丈夫」
そう信じてました。
でも、母が送ってきたLINE動画を見た瞬間。
動画の中のソラは、お皿の前で座ったまま、じっとこちらを見ていて。
匂いも嗅がない。
完全に無視してる。
(え、なんで…?)
「1日くらい大丈夫」?いや、無理です。心配で眠れない。
母は言いました。
「猫って、1日くらい食べなくても平気でしょ?神経質すぎるんじゃない?」
父も笑いながら言いました。
「そのうち食べるって。猫は強いんだから」
でも、私は知ってたんです。
猫が2〜3日以上絶食すると、「肝リピドーシス(脂肪肝)」っていう、命に関わる病気になる可能性があること。
特に、ソラみたいにちょっとぽっちゃり気味の猫は、リスクが高い。
(今、何日目…?明日の朝も食べなかったら…?病院、どこにある…?)
布団の中で、スマホで検索し始めました。
「猫 絶食 何日 危険」 「猫 ご飯食べない 環境変化」 「肝リピドーシス 症状」
検索すればするほど、どんどん不安が膨らんで。
あの夜、ほとんど眠れませんでした。
なぜ環境が変わると、猫は「これ、何?」ってなるのか
翌朝、私は地元の動物病院に電話しました。
先生が教えてくれたこと、正直「え、そんなことあるの?」って半信半疑でした。
「猫はストレスを感じると、食欲が落ちます。でもね、もっと根本的な話で、鼻が利かなくなるんですよ。緊張で呼吸が浅くなって、匂いを感じにくくなる。だから、いつものフードでも『これ、何?』って状態になっちゃうんです」
あぁ、そういうことか…
って、妙に納得しちゃいました。
猫って、嗅覚で「これは安全な食べ物か」を判断する動物じゃないですか。
その嗅覚が鈍ったら、そりゃ食べる気なくなりますよね。
実際、米国猫医療専門家協会(AAFP)のガイドラインでも、「環境ストレスが食欲不振を引き起こす」って指摘されてるみたいです。
正直、この説明を聞くまで、「いつものフードを持っていけば大丈夫」って信じてたんです。
でも言われてみれば…
環境が変わると、猫の感覚そのものが変わる。
だから、「いつもより強烈な刺激」が必要なんだ、って。
その時、私がやった「普段なら絶対買わないもの」
電話を切った私は、実家近くのホームセンターに駆け込みました。
そして、手に取ったのが。
「銀のスプーン」の小分けパック。
添加物入り、穀物たっぷり、着色料あり。
普段の私なら「こんなジャンクフード、絶対ダメ」って棚に戻してたやつです。
でも、その時は違いました。
(健康がどうとか言ってる場合じゃない。とにかく、何か食べてくれさえすれば…)
実家に戻って、お皿に数粒入れました。
袋を開けた瞬間、部屋中に広がる強烈な匂い。
その瞬間、ソラが動きました。
ゆっくりと近づいてきて、匂いを嗅いで…
カリッ。
食べた。
そのまま、完食。
私、その場で泣きました。
変な汗が止まらなくて。
「ありがとう…食べてくれて、本当にありがとう…」
あの日から、私が考え方を変えたこと
あの日以来、私の中で何かが変わりました。
普段は「健康」、でも非常時は「嗜好性」。
環境が変わる時(帰省、ペットホテル、動物病院、引っ越しとか)には、「栄養バランス」より「とにかく食べてもらうこと」が最優先なんだ、って。
あの夜、必死でメモしたこと
実家から帰ってきて、私なりにメモしたことがあります。
・とにかく匂いが強いこと ・開けた瞬間に香りが立つこと ・できれば水分も一緒に摂れること
きれいに言うと「非常時の条件」なんだけど、実際は、必死で書いた走り書きです。
【お守り1】強制的に水分も摂れる「高栄養ウェット」
おすすめ:ロイヤルカナン『退院サポート』缶
なぜこれを選んだか:
獣医さんが「これ、常備しておくといいですよ」って勧めてくれて。
「強制給餌」にも使えるスペックらしいです。ペースト状だから、舐めるだけで栄養が入る。
高カロリー・高栄養で、少量でもエネルギー補給できるって。
実際に使った時の話:
帰省から帰ってきた後、ソラが少し体調を崩した時がありました。
この『退院サポート』を開けた瞬間の匂い、すごいんです。
人間でも「うわっ」って思うくらい。
でも、ソラは目の色が変わりました。
指につけて口元に持っていったら、反射的に舐めてくれて。
そのまま、お皿からも食べてくれました。
獣医さんも使う「回復期ケア」缶
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もう一つの選択肢:CIAO『エネルギーちゅ〜る』
「ちゅ〜る」って、おやつのイメージですよね。
でも実は、「エネルギーちゅ〜る」っていう高カロリー版があるんです。
何がいいって:
まず軽い。荷物にならない。
常温保存OKだから、カバンに入れっぱなしでも大丈夫。
そして、猫が狂ったように食いつく。
私は帰省の時、必ずカバンに2〜3本忍ばせてます。
使わなくてもいい。でも、「これがある」っていう安心感が欲しくて。
【お守り2】禁断の味…「国産ジャンク系ドライ」
おすすめ:『懐石』『銀のスプーン』『コンボ』の小分けパック
正直に言います。
普段、私はこういうフードを「絶対買わない派」でした。
添加物、穀物、着色料…全部気になるじゃないですか。
でも、あの時学んだんです。
「食べないこと」の方が、よっぽど危険だって。
なぜこれが効くのか(たぶん)
人間で言う「ポテチ」なんですよね。
体に良くないかもしれないけど、味と香りの強さは最強。
猫の本能を直撃する、あの匂い。
使い方:「ふりかけ作戦」
フルで切り替える必要はないです。
いつものプレミアムフードに、数粒だけ混ぜる。
これだけで、魔法みたいに食べ出します。
ソラの場合、懐石を3〜4粒、いつものフードに混ぜただけで、目の色が変わりました。
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「添加物、大丈夫なの?」って不安だった
分かります。私もそう思ってました。
でも、獣医さんはこう言いました。
「2〜3日、緊急的に使う分には、全く問題ありません。むしろ、何も食べずに肝臓を壊す方が、よっぽど危険です」
これ、すごく救われました。
「数日間の非常用」と割り切れば、罪悪感も減ります。
帰省から帰ったら、またいつものプレミアムフードに戻せばいい。
(普段食べている「体のためのご飯」については、別の記事で書こうと思ってます)
【お守り3】最終兵器「フリーズドライのササミ」
おすすめ:ママクック『フリーズドライのササミ』
正直、「全部の猫に効く」とは言えません。
でも、ソラには「最後にこれだけは試してよかった」と思える存在です。
なぜ効くのか(ソラの場合)
猫って、ササミの匂いに弱いじゃないですか。
フリーズドライだから、匂いが凝縮されてる。
手で崩して粉末にして、フードにかけるだけで、どんなフードも食べやすくなる(気がする)。
実際の使い方
- フリーズドライのササミを手で崩す(パラパラの粉状になる)
- いつものフードに振りかける
- 軽く混ぜる
これだけです。
ソラは、この粉がかかったフードなら、帰省先でも食べてくれました。
メリット:軽い・常温OK・日持ちする
荷物にならないのが、すごくありがたいです。
ウェットは重いし、冷蔵保存が必要だけど、フリーズドライなら小さいし常温でOK。
カバンの隅に1袋入れておくだけで、安心感が全然違います。
私が学んだこと(まだ正解かどうか分からないけど)
あの帰省の失敗から、3年が経ちました。
今では、私のカバンには必ず「お守りフード」が入ってます。
使う機会がなくてもいいんです。
「もし食べなくても、私にはこれがある」
そう思えるだけで、心に余裕ができます。
そして、不思議なことに、飼い主が落ち着いてると、猫も落ち着くんです。
私がピリピリしてた時、ソラはもっと緊張してました。
でも、「大丈夫、これがある」って思えるようになってから、ソラも環境変化に少し強くなった気がします。
(気のせいかもしれないけど)
まとめ:次の帰省・旅行の前に、試してみてほしいこと
私の「お守りフードセット」
帰省・旅行の時、必ずカバンに入れてるもの:
・ロイヤルカナン『退院サポート』 1缶(最終兵器) ・CIAO『エネルギーちゅ〜る』 2〜3本(軽い・場所取らない) ・ママクック『フリーズドライのササミ』 1袋(ふりかけ用) ・懐石or銀のスプーン 小分けパック1つ(香り強化用)
全部使わないこともあります。
でも、これがカバンに入ってるだけで、私は少し安心して帰省できます。
「過保護すぎる」って今でも言われるけど
母には、今でも言われます。
「そこまでしなくても…」
父には笑われます。
「猫のためにそんなに荷物持ってくの?」
でも、思うんです。
あの夜の「胃が冷たくなる」感覚。
この子が「お腹空いた」って鳴いてるのに、何もできない絶望感。
もう二度と味わいたくない。
だから、荷物が少し増えたって、全然いい。
カバンに「お守りフード」を1つ入れるだけで、心配性な私は少し楽になれるんです。
そして、私が楽になれば、ソラも楽になれる(はず)。
正解かどうかは、正直分かりません。
でも、あの夜の自分に戻れるなら、私は同じ準備を、またします。
次の帰省・旅行の前に。もし良かったら。
もし、あなたが今、
「年末年始の帰省、どうしよう…」 「来月のペットホテル、ご飯食べてくれるかな…」
って不安を抱えてるなら。
騙されたと思って、お守りフードを1つ、用意してみてください。
Amazonで注文すれば、明日には届きます。
それだけで、心が少し軽くなるかもしれません。
使わなくてもいい。
でも、「これがある」っていう安心感が、あなたと愛猫を守ります(たぶん)。
【お守りフード一覧】すぐに買えるリンク
1. 高栄養ウェット(最優先)
ロイヤルカナン『退院サポート』
- 獣医推奨の高栄養ペースト
- 強制給餌にも使える
- 1缶あれば安心
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CIAO『エネルギーちゅ〜る』
- 軽い・常温OK
- 猫の食いつき抜群
- 2〜3本で十分
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2. ジャンク系ドライ(ふりかけ用)
懐石『小分けパック』
- 香り最強
- 小分けで新鮮
- ふりかけに最適
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銀のスプーン『小分けパック』
- コンビニでも買える
- 緊急時の味方
3. フリーズドライトッピング
ママクック『フリーズドライのササミ』
- 軽い・日持ちする
- 魔法の粉(ソラ談)
- どんなフードも食べやすくなる
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最後に
この記事を読んでるあなたは、きっと心配性です。
「猫が1食抜くくらい…」って軽く流せない。
「もしかして、病気になったらどうしよう」って、眠れなくなる。
それでいいと思います。
その心配性が、あなたの猫を守ってます。
だから、お守りフードを用意してください。
バッグに1つ、入れておいてください。
それだけで、次の帰省も、次の旅行も、少しだけ楽になります。
正解かどうかは分からないけど。
でも、大切な家族を守るために、できることをする。
それが、私たち心配性な飼い主の、愛情の形なんじゃないかな、って。